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去勢・避妊手術について
元気なワンちゃん・ネコちゃんに全身麻酔を行って手術をするのはかわいそうという飼い主様の気持ちも十分に分かります。しかし、ワンちゃん・ネコちゃんが長生きになってきた昨今、「去勢・避妊手術をしてさえいれば病気にならずにもっと長生きできたのに・・」という患者さんが増えてきているのも事実です。生殖器の病気には命に関わる重大なものが多く、高齢になるにつれその発生率も上昇していきます。若くて健康なときに、きちんと検査をして最小限のリスクで大きな安心を得られるのが避妊・去勢手術だと当院では考えております。

☆去勢・避妊手術はどんな手術?
・去勢手術(男の子の不妊手術)は陰嚢の皮膚を切開し、左右の精巣を摘出する手術です。全身麻酔下での手術となるため、1泊の入院をお勧めしておりますが、当日退院も可能です。糸が傷の中に隠れるように縫合するため抜糸は必要ありません。

・避妊手術(女の子の不妊手術)にはいくつかの術式がありますが、当院ではへその少し下の位置で皮膚を切開して開腹し、左右の卵巣と子宮を摘出する方法で行っています。全身麻酔下での手術となるため、1泊の入院をお勧めしております。抜糸は約10日後に行います。

☆去勢のメリット
・マーキングや腰を振ったりする問題行動を起こしにくくなる。
・ 精巣や前立腺の病気、会陰ヘルニア(排便障害等を起こす)などの病気の予防ができる。
・ 発情時の女の子を追い求めるストレスから解放されます。

☆避妊のメリット
・ 子宮蓄膿症や卵巣疾患などの予防ができます。
・ 早期に行えば、乳腺腫瘍を高い確率で予防できます。
・ 望まない妊娠を避けることができます。
・ 生理時の体調の変化(陰部からの出血など)から解放されます。

☆去勢・避妊のデメリット
・ 全身麻酔が必要(麻酔や手術のリスク)。
・ 手術後に体重が増えやすくなることがある。(適切な食事管理と運動で管理しましょう)
・ まれに手術後に尿失禁の兆候が出ることがある。

よく聞かれる去勢・避妊手術に関する不安にお答えいたします。
Q 手術は本当に安全ですか?
手術前にはきちんとレントゲン検査と血液検査を行い、可能な限り患者様の体調を把握し、それに基づいて全身麻酔を行っております。100%絶対に安全とは言えませんが、術前検査において明らかな異常が認められなければ重大な事故が起きる可能性は極めて低いと考えています。
Q 何歳から手術ができますか?また、いつ頃手術をするのが良いですか?
当院では、去勢・避妊手術は生後6ヶ月以上から行う事をお勧めしております。この年齢は体格が
 ある程度完成し、性的にも成熟が十分と考えられるためです。女の子は出産させない事が決まっているなら、二回目の発情が来る(約生後1年)前の避妊手術を推奨しています。なぜなら二回目の発情前に避妊手術を行う事で乳腺腫瘍の発生を大きく減少させる事が出来るからです(下記参照)。
男の子であれば、若くて体力のある3歳未満までに手術を行う事が良いでしょう。もちろん男の子も女の子も年齢を重ねすぎて手術が遅すぎると言う事はないので、ぜひご相談ください。
Q 手術後は家ではどんなケアが必要ですか?手術後のケアは大変ですか?
当院では1泊の入院をお勧めしております(手術費用に含まれているため別途費用をいただく事はありません。女の子は希望によっては2泊までOKです)。その間、食欲や元気のチェックと傷口のケアや痛みの管理などを行います。そのため、退院後は傷口を舐めたりして汚さない事と、数日だけ抗生剤を飲んでもらうだけになります。お散歩もいつも通り行っても大丈夫です。
<参照データ>
不妊手術を受けた犬の乳腺腫瘍の発症率について(Schniderらの報告)
 ・初めての発情期がくる前に不妊手術実施・・・0.05%
 ・初めての発情と二回目の発情の間に不妊手術実施・・・8%
 ・2度目の発情の後に不妊手術実施・・・26%