三田市南が丘2丁目14-37
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仔犬・仔猫を迎えた方へ

仔犬・仔猫を家族の一員に迎えた方へ

知り合いからいただいたり、ペットショップで運命的な出会いを果たしたり、どうしても逢いたい犬種を探してブリーダーさんに相談したり・・・。お家に仔犬・仔猫がくる経緯はいろいろあると思います。初めて小さな可愛い家族を迎えた方にとっては、仔犬・仔猫ちゃんとの生活について知らない事もたくさんあるかもしれません。しかし、仔犬・仔猫ちゃんたちにとって、飼い主である皆さんはお父さん・お母さんであり、保護者であり責任者です。ですから、この小さい家族たちが健康に過ごせるように、他の人に迷惑をかけないようにきちんと育てていく責任があります。「えっ、そんなこと知らなかった・・・」では済まない事もたくさんあります。仔犬・仔猫さんの命を守るのは飼い主さん自身です!! ここでは小さな家族たちが健康に成長していくために必要な基本的な事を少しお勉強してみましょう。

仔犬がお家にやってきた!

☆お家にやって来たら・・・
最初の1週間は優しく仔犬さんの様子を見守ってあげてください。引っ越しをしたばかりで、初めての環境、初めての家族の方との生活は仔犬さんにも緊張や不安がつきまとうものです。食欲、うんち、おしっこの様子などを良く見てあげてください。

☆1週間が経ったら・・・
動物病院で健康チェック(1週間検診)を行いましょう!体つきはしっかりしているか、 生まれつきの異常などはないか、風邪を引いたりしてないか、などをチェックします。可能であれば便もご持参ください。お腹をこわしていないか、寄生虫がいないかなどを確認いたします。また、このときに仔犬さんと生活する上でわからない事、心配な事を獣医師に聞いてください。どんな簡単な事でも構いません。丁寧にお答えいたします。

伝染病の予防について

☆混合ワクチン
1年目の仔犬さんは3回の混合ワクチン接種が推奨されています。1回目は生後45日前後、2回目は生後75日前後、3回目は生後100日前後です。混合ワクチンには5種~9種の種類があり、子犬さんの生活スタイルをもとに飼い主様と相談して決めていきます。室内飼育が増えたとはいえ、まだまだ伝染病に感染し命を落とすワンちゃんは毎年おります。ワクチンで予防すべき病気は致死率が高く、発症してしまうと効果的な治療法がないものもあるので、必ずワクチンを打つ事が必要です。2年目以降は年に1回のワクチン接種が必要となります。

☆狂犬病予防ワクチン
生後90日以上のワンちゃんには狂犬病予防ワクチンの接種が法律で義務づけられています。 混合ワクチンの接種が終わりましたら、約1ヶ月後に必ず狂犬病予防ワクチンを受けてください。ワクチンの接種できる期間は4月から2月までになります。当院では、三田市在住のワンちゃんであればその場で登録手続きと鑑札の交付ができます。三田市在住以外のワンちゃんでも、ワクチンの接種は行えますが、登録手続きは飼い主様に行っていただく必要があります。神戸市在住の方は登録手続きを代行する事も出来ます(代行手数料は無料です。2~4週間のお時間をいただきます)。

☆ワクチン接種が終わったら・・・
いよいよお散歩デビューです!!生後100日前後の時期は社会化期と言って、初めて会うワンちゃんや人との接し方を学ぶ大切な時期です。最初は少しずつ、慣れて来たら距離を伸ばしながらお散歩に出かけてみてください。初めは車の大きな音や、知らないワンちゃんにドキドキするかもしれませんが、次第に慣れてくるハズです。この時期にたくさんの「初めて体験」をしておく事で、必要以上に怖がったり緊張しすぎる事のない、明るくて人懐っこい性格になっていきます。

☆生後6ヶ月が経ったら
最初の歯科検診に行きましょう。この時期は乳歯が抜けて、大人の歯(永久歯)が生えてくる時期です。しかし、ときどき乳歯が抜けずに残ってしまい、正常な歯並びにならないことがあります(乳歯遺残)。このときは早期に処置を行うと歯並びを矯正することができます。また、歯磨きを初めとしたデンタルケアを始めるのに最適なのもこの時期です。毎日の歯のお手入れについてもご説明いたします。

☆春になったら・・・
<ノミ・ダニ予防>
3月末くらいから、ノミやダニの寄生が見つかり始めます。ノミやダニは皮膚から吸血して皮膚炎を起こすだけではなく、命に関わる伝染病の原因になったり、人間のアレルギーの原因になる事もあるのできちんと予防を行いましょう!期間は3月末〜11月末くらいまでをお勧めしております。 おやつ感覚で食べるものや背中につける液状のものなど、いろいろな種類のお薬があります。ぜひ一度ご相談ください。
<フィラリア予防>
G.W.(ゴールデンウィーク)の頃からは蚊が運んでくるフィラリア(正式には犬糸状虫症)という病気の予防が必要になります。フィラリアというのは蚊の体内にいる虫で、ワンちゃんが蚊に刺される事で感染します。気づかずにいると、その虫はワンちゃんの体内で成長し、30cmほどの紐状の虫になって心臓内部に寄生し、重度の呼吸困難などの症状を引き起こし、死に至る恐ろしい病気です。予防期間は12月までをお勧めしております。毎月1回、予防薬を使う事でほぼ100%予防できます。お薬には錠剤、おやつタイプ(クッキー、ジャーキー)、液体などの飲み薬や背中につけるタイプの予防薬もあります。ぜひご相談ください。

避妊・去勢手術につい

生後6ヶ月を過ぎると仔犬たちも一人前になってきます。この時期に、家族皆さんで考える必要があるのが、去勢・避妊手術をするのかどうかということです。詳しくは避妊・去勢手術のページをご覧下さい。

仔猫がお家にやってきた!

☆お家にやって来たら・・・
最初の1週間は優しく仔猫さんの様子を見守ってあげてください。引っ越しをしたばかりで、初めての環境、初めての家族の方との生活は仔猫さんにも緊張や不安がつきまとうものです。食欲、うんち、おしっこの様子などを良く見てあげてください。また、猫ちゃんは自分のお気に入りの場所を見つけて安心することが多いので、クッションなどをおいてあげて居心地のいい場所を作ってあげましょう。

☆1週間が経ったら・・・
動物病院で健康チェック(1週間検診)を行いましょう!体つきはしっかりしているか、 生まれつきの異常などはないか、風邪を引いたりしてないか、などをチェックします。可能であれば便もご持参ください。お腹をこわしていないか、寄生虫がいないかなどを確認いたします。また、このときに仔猫さんと生活する上でわからない事、心配な事を獣医師に聞いてください。どんな簡単な事でも構いません。丁寧にお答えいたします。

伝染病の予防につい

☆混合ワクチン
1年目の仔猫さんは2回または3回の混合ワクチン接種が推奨されています。1回目は生後45日前後、2回目は生後75日前後、3回目は生後100日前後です。混合ワクチンには3種~7種などの種類があり、子猫さんの生活スタイルをもとに飼い主様と相談して決めていきます。室内飼育が増えたとはいえ、野良猫さん時代にお母さん猫から伝染病をもらった猫ちゃんや普段はお家にいるけれど、よく外に遊びにいく猫ちゃんもいるかもしれません。ワクチンで予防すべき病気は感染率・致死率が高く、発症してしまうと効果的な治療法がないものもあるので、必ずワクチンを打つ事が必要です。2年目以降は年に1回のワクチン接種が必要となります。

☆生後6ヶ月が経ったら
2度目の健康チェックに行きましょう。この時期は体も大きくなり、十分に一人前の猫ちゃんになっているはずです。乳歯も抜けて、大人の歯(永久歯)に生え変わる時期です。しかし、ときどき乳歯が抜けずに残ってしまい、正常な歯並びにならないことがあります(乳歯遺残)。このときは早期に処置を行うと歯並びを矯正することができます。

☆春になったら・・・
<ノミ・ダニ予防>
3月末くらいから、ノミやダニの寄生が見つかり始めます。ノミやダニは皮膚から吸血して皮膚炎を起こすだけではなく、命に関わる伝染病の原因になったり、人間のアレルギーの原因になる事もあるのできちんと予防を行いましょう!期間は3月末~10月末くらいまでをお勧めしております。 毎月1回、背中につけるものが一般的です。
<フィラリア予防>
G.W.(ゴールデンウィーク)の頃からは蚊が運んでくるフィラリア(正式には犬糸状虫症)という病気にも気をつけることが必要です。フィラリアというのは蚊の体内にいる虫で、猫ちゃんが蚊に刺される事で感染します。猫ちゃんのフィラリア感染の症状は「咳、呼吸困難、嘔吐、食欲不振」などです。またこのような症状がなくとも体の中でフィラリアの増殖が進み、突然死する場合もあります。予防期間は12月初旬までをお勧めしております。毎月1回、予防薬を使う事でほぼ100%予防できます。お薬は液体のお薬を背中につけるタイプのものが一般的です。ぜひご相談ください。

避妊・去勢手術につい

生後6ヶ月を過ぎると仔猫たちも一人前になってきます。男の子はマーキングと言って、布団や洗濯物におしっこをしてしまったり、大きな声で泣き叫ぶこともあります。この時期に、家族皆さんで考える必要があるのが、去勢・避妊手術をするのかどうかということです。詳しくは避妊・去勢手術のページをご覧下さい。